2017年10月13日

洗面台の水栓に合う後付けレバーを作ってみた

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3Dプリンターで、古い洗面台の水栓に取り付けられるハンドルレバーを作ってみたお話。

実家は築25年超。
洗面台やトイレなど色々なところに、今の最新式と比べれば劣る設備がついています。
その最たるものが洗面台(親父曰く)であり、今風のシングルレバーではなく、昔はおしゃれであったであろう2つのハンドルがそこには付いています。
しかし「手を洗う時に水を止めたり出したりしたいけど、握るのは嫌」という親父の意見もなるほど確かに理解できます。

というわけで... 今回は3Dプリンタでぴったり合うハンドルレバーを作ってみることにしました。

まずは、ハンドルの寸法を測ります。
洗面台に付いていたハンドルは、王冠のようなギザギザ8個付いたタイプ。
このギザギザの頂点から頂点まで、ハンドルの中心を通る長さを計測すると48mm。
さらに、ギザギザの間の窪みから対向側の窪みまでの長さを計測すると40mm。
これを元にFusion360で図面を引いていきます。

ハンドルは、下に行くにつれて少し大きくなる形状だったので、余裕を持って50mmの円を描き、さらに内側に同じ中心点を持つ40mmの円を描きます。
この円を8等分する線を引き、等分した線と外側の円が交わる部分を終点にして円弧を描きます。この時の円弧の頂点は内側の円にします。

...これを繰り返してハンドルとほぼ同じ大きさの輪郭を作成。
外側に円を描き、取っ手となる部分を描いて、押し出しツールで7mmの厚さにしたのが以下。


これをSTL形式で出力して、3Dプリンタの付属ソフトでオブジェクトをスライスしてプリント開始。


30分程度で出力完了。


実際にハンドルに取り付けてみると...


いい感じ!

2Dで描いて押し出しで3D化するという超手抜きで飾り気のないデザインですが、Simple is BESTということで。

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