2016年2月12日

スマートミラーを作ってみた(ハードウェア編)

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どうも、トイレハックの人です。
なんか最近そういう風に言われることが多いのですが、non技術者からは「トイレで苦しんでるの?」って言われるので困ってます。

そういえば、2/19(金)のデブサミ2016RESTfulトイレについてLTすることになりましたので、興味のある方は是非お越しください。(スマートミラーも持って行こうか考え中。)

さて、本題ですが... つい最近、こんな記事を見てしまいまして...

Google社員が自作した「スマート鏡」はスマホの通知センターのように時刻・天気・ニュースを表示 - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20160203-smart-bathroom-mirror/

しばし意識を失ったのち気がついたら、手元に市販の額縁と秋月電子通商で売ってるSHARP製IGZO液晶が届いていました。




IGZO液晶、7インチに1920x1200という高解像度で、めちゃくちゃ薄くて明るいのに2Wくらいしか電気食わない省エネ仕様で素晴らしいですね。


桜島の黒神から撮った星景写真が綺麗に表示されたので感動しました。

本題に戻りまして、これらを使ってスマートミラーを作ることにしましょう。
額の裏ぶたを外して、液晶パネルと基板をつなぐフレキが通るスペースを作っていきます。
鉛筆で穴あけの位置を書いたらフライスでサクッと。


フレキを通したら、液晶を裏ぶたに両面テープで貼り付けます。
ちなみに、失敗したら剥がせない(液晶が割れる)ので細心の注意を払って位置合わせする必要あり。
フレキを通した穴は黒色のmtで塞いでおきます。


一旦動作テスト。


うまくいったので、液晶部分の周りに厚紙(液晶の厚みの分だけある)を切り抜いて貼って、その上に黒い画用紙を貼り付け。
液晶と厚紙の隙間には黒のmtを上から貼って横からの光漏れを完全にシャットアウトします。
フレキの反対側サイドからの光漏れが激しかったので、ここにはmtを2重に貼りました。


液晶周りが完成したら、IGZO液晶駆動基板とRaspberry Pi B 2を裏ぶたに固定します。
プラナットをアロンアルファーで止めて、プラネジで止めました。
(もうちょっとちゃんとした固定方法をとった方がいいかも)


最後に、額についてたガラスをマジックミラーに変えます。
マジックミラーは大阪吹田市の株式会社コーワさんに発注。
https://mirror.kowa-j.co.jp/magicmirror.html

額に元々入っていたガラスの寸法を測って、厚み3mm、角磨き上げ、縦210mm、横297mmで作ってもらいました。
お値段3564円 + 梱包送料864円 = 計4428円
注文日は2/7、2/10に発送されて、届いたのは2/12です。

マジックミラー、裏ぶたをセットして起動!
※写真写り上あまり反射してないように見えますが、実際は普通の鏡くらい綺麗に反射してます。(たぶん部屋が暗いせい)



と、いうわけでハードウェアは完成です。
これから、ここに表示するためのソフトウェアを作っていかなければ...

冒頭の記事で紹介されているGoogle社員作のミラーは白文字で天気や予定などの情報を表示しているので、まずはそんな感じのものを作ろうかと。

Raspberry Pi 2 Bというちょっと強力なやつを載せてるので、カメラ繋いで顔認識させて鏡に映った顔にオーバーレイするようなプログラムとか、なんか色々夢が広がりそうだなぁ...と思っているところです。
ソフトウェア編の記事も後ほど書く予定です。