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2015年3月30日

Raspberry Pi 2にArchLinux, Xfce, Chromiumをインストール


卒論などでバタバタしてて放置してたRaspberry Pi 2、2ヶ月弱ぶりに触ってみました。
2/7の段階ではUSBキーボードを刺しただけでハングするくらい不安定だったArchLinuxでしたが、3/2に公開されたバージョンがあったので、インストールしてみます。
※細かい説明はコマンドの右側に「←」に続けて記述しています。(コピペ時に含めない様に注意)

パーティション作成

ここは別のマシン(ArchLinux on ThinkPad X220)で行いました。
トランセンド製のMicroSDHCカード 16GBを使用。

sudo fdisk /dev/mmcblk0
fdisk (util-linux 2.25.2) へようこそ。
ここで設定した内容は、書き込みコマンドを実行するまでメモリのみに保持されます。
書き込みコマンドを使用する際は、注意して実行してください。

コマンド (m でヘルプ): o
Created a new DOS disklabel with disk identifier 0xd88f609a.

コマンド (m でヘルプ): p
Disk /dev/mmcblk0: 14.7 GiB, 15719727104 bytes, 30702592 sectors
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: dos
ディスク識別子: 0xd88f609a

コマンド (m でヘルプ): n
Partition type
   p   primary (0 primary, 0 extended, 4 free)
   e   extended (container for logical partitions)
Select (default p): p
パーティション番号 (1-4, default 1): 1
最初のセクタ (2048-30702591, default 2048): 
最終セクタ, +セクタ番号 または +サイズ{K,M,G,T,P} (2048-30702591, default 30702591): +100M

新しいパーティション 1 をタイプ Linux、サイズ 100 MiB で作成しました。

コマンド (m でヘルプ): t
Selected partition 1
16 進数コード (L で利用可能なコードを一覧表示します): c
DOS 6.x 領域を作成、または変更してしまった場合は、cfdisk 付属文書にある追加情報ページを参照してください。
パーティションのタイプを 'Linux' から 'W95 FAT32 (LBA)' に変更しました。

コマンド (m でヘルプ): n
Partition type
   p   primary (1 primary, 0 extended, 3 free)
   e   extended (container for logical partitions)
Select (default p): p
パーティション番号 (2-4, default 2): 2
最初のセクタ (206848-30702591, default 206848): 
最終セクタ, +セクタ番号 または +サイズ{K,M,G,T,P} (206848-30702591, default 30702591): 

新しいパーティション 2 をタイプ Linux、サイズ 14.6 GiB で作成しました。

コマンド (m でヘルプ): w
パーティション情報が変更されました。
ioctl() を呼び出してパーティション情報を再読み込みします。
ディスクを同期しています。

フォーマットと展開

sudo mkfs.vfat /dev/mmcblk0p1
sudo mount /dev/mmcblk0p1 boot
sudo mkfs.ext4 /dev/mmcblk0p2
sudo mount /dev/mmcblk0p2 root
su
wget http://archlinuxarm.org/os/ArchLinuxARM-rpi-2-latest.tar.gz
bsdtar -xpf ArchLinuxARM-rpi-2-latest.tar.gz -C root
sync
mv root/boot/* boot
umount boot root
SDカードを取り出す。

Rapsberry Pi 2での作業

SDカードをRaspberry Pi 2に刺して、LANケーブルを接続、電源を入れる。
ユーザ:root / パスワード:root でログイン
pacman -Syu  ←インストール済みパッケージのアップデート
pacman -S base-devel wget  ←gcc, makeなどのインストール
passwd  ←rootパスワードの変更
useradd -m -g wheel <ユーザ名>  ←ユーザの追加
passwd <ユーザ名>  ←追加したユーザのパスワード設定
visudo
以下のコメントアウトを外す
Defaults env_keep += "HOME"
%wheel ALL=(ALL) ALL
systemctl enable sshd.service  ←SSHサーバの起動
ip addr  ←Raspberry Pi2のIPアドレスを表示
exit
続きはSSHでRaspberry Pi 2に接続して行う

XとXfceのインストール

sudo pacman -S xorg-server xorg-server-utils xorg-xinit 
sudo pacman -S xf86-video-armsoc-git xf86-video-fbdev xf86-video-vesa
sudo pacman -S xfce4 xfce4-goodies

yaourtのインストール

sudo pacman -S yajl
cd
wget https://aur.archlinux.org/packages/pa/package-query/package-query.tar.gz
tar zxvf package-query.tar.gz
cd package-query
makepkg
sudo pacman -U package-query-1.5-2-armv7h.pkg.tar.xz
cd
wget https://aur.archlinux.org/packages/ya/yaourt/yaourt.tar.gz
tar zxvf yaourt.tar.gz
cd yaourt
makepkg
sudo pacman -U yaourt-1.5-1-any.pkg.tar.xz
yaourt -Syy  ←データベースのアップデート
yaourt -S ttf-ricty  ←日本語フォントのインストール
sudo pacman -S chromium  ←ブラウザ(chromium)のインストール

画面解像度の調整

1920x1080のFullHDで出力されるようにします。
sudo nano /boot/config.txt
hdmi_groupとhdmi_modeのコメントアウトを解除し、以下のように書き換え
hdmi_group=2
hdmi_mode=82
ここで、hdmi_groupの2はDMT、hdmi_modeの82は1080p 60 Hzを意味する
詳細はeLinux.orgのRPiconfigに記載されています。

Xfceの起動

以下、Raspberry Pi 2でログイン後
startxfce4
でデスクトップが表示されれば成功

YouTubeも再生できます。